育て方

2024/01/05 16:48


ビカクシダは樹木に着生しているシダの仲間で、「コウモリラン」とも呼ばれています。独特な容姿が特徴で、株元に張りつくように出た
「貯水葉」と鹿の角のような形をしている「胞子葉」でできています。貯水葉は水を蓄えて木などに着生し、胞子葉はその名の通り成長すると葉の裏側に胞子を付けます。板付やコルク付などで仕立てたビカクシダをお部屋に飾ると、とてもかっこ良いため人気があります。ビカクシダの管理方法を参考にして頂きビカクシダを長くお楽しみ下さい。


■置き場所

ビカクシダは基本的には日向に置いて管理します。ただし直射日光には弱く、夏の強い日射しに長時間あたっていると葉焼けの原因になります。夏は屋外は遮光ネット、室内ではレースのカーテンなどを使って日光の調節をしてあげてください。穏やかな風が通るほうがよく育つので、締め切った部屋に置く場合は、サーキュレーターなどで優しい風を当てるとよいでしょう。ビカクシダは10度以上の場所で育てるのがポイントです。基本的に室内でも屋外でも育てることができますが、寒さには弱いため冬場は温度が下がったら暖かい室内に取り込みましょう。


■水やりについて

・春~秋の水やり
ビカクシダは用土や水苔がしっかり乾いてから、水やりをするようにしましょう。水やりのしすぎは黒ずみや根腐れの原因になり、枯れてしまうおそれがあるため注意が必要です。葉がしおしおになり弱ってくるようならば水やりの回数を増やしてください。

・冬の水やり
冬場は温度が下がり、ビカクシダの生育が緩慢になるため水やりの回数を減らします。具体的には、1週間に1回程度水やりをしてください。ただ、小さいビカクシダは乾燥に弱いので冬場は葉水を多めに行ってください。


■肥料について

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。ビカクシダの生育期である春や秋の時期に、2〜3ヶ月に1度、緩効性化成肥料を与えます。ただ、肥料を与えすぎてしまうことは枯れる原因になるので気をつけましょう。夏や冬は生育が緩慢になるため肥料は使用しません。

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